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インスタント麺の豆知識【包装資材の歴史】

即席めんの包装資材

現在では、宇宙食としても食べられている即席めんですが、
その誕生については1958年までさかのぼることになります。

この年に「チキンラーメン」の商品名で、日清食品から関西地区で販売されたのが
即席めんの第一号です。最初は袋入りの麺のみの販売で、
初めてカップ包装で発売されたのは1971年ですので、袋麺に13年遅れて発売されました。

即席めんに使用されている容器、袋、包装材料は主にポリエチレン、
ポリプロピレン、発泡スチロールなどのプラスチックが採用されています。
プラスチックの耐水性や耐油性が利用されています。

これらの包装資材については、食品衛生法の、
「食品用合成樹脂製器具及び容器包装の規格」
により規制されています。合格するには材質試験と溶出試験があり、
これをクリアしたものだけが使用を認められています。

つまり、有害な物質を含む材質や有害な物質が溶出するような容器は、
食品容器として使用することができないことになっています。

また、こうした食品包装についての啓蒙などに取り組んでいる
「ポリオレフィン等衛星協議会」でも自主基準を設けて品質の確認を行うために、
市場での抜取調査なども行っています。


1998年に当時の環境庁(現環境省)より提出された
「SPEED'98リスト(「内分泌攪乱化学物質問題への環境庁の対応方針について」)」
により、高熱の熱湯を注ぐことで発泡スチロール製の容器から環境ホルモンが溶出し、
スープや麺と一緒に摂取することで人体への影響があるとマスメディアからの批判を浴びました。

しかし、同説はカップ麺業界等により再調査され、2000年に旧通産省・旧環境庁が
「内分泌攪乱作用があるとの証拠は見いだせない」
「作用を否定する報告が大半」と発表しました。

それに伴い、2000年11月にはSPEED'98リストより除外されています。

一時は、非常にバッシングの大きかった「環境ホルモン嫌疑」ですが、
あまり知られてはいませんが、現在は、即席めんの包装資材と、
環境ホルモンには関係が無いとされています。